JAZZ BOX
TSUBO-KEN(sax)　逸見勝(ds) 張木浩司(b)　仲田奈緒子(key)　仲田哲也(g)　ｹﾞｽﾄ：桑内登紀雄(vo,g)
2011年4月17日

1970〜80年代、沖縄・那覇にあった伝説のﾗｲﾌﾞﾊｳｽ「JAZZ BOX 」。
そのｺﾝｾﾌﾟﾄは、いかなる種類の音楽をやってよし、というものであった。

その当時沖縄で数年暮らした私（仲田）は「JAZZ BOX」にて連日のセッションを重ね、またウエイターとしてお客さんの扱いを学び、ブッキングのやり方も経験してと、まさに濃密な修行研鑽の日々を送ったのである。

昨年暮れ、今はアメリカ存住の「JAZZ BOX」オーナーより突然３０年ぶりの電話があった。
その際、「JAZZ BOX」という名称の使用を申し出たところ「どんどんやりなさいよ」と快諾を得、今回バンド名とし、その精神を引き継ぐこととなった。

ゲストの桑内登紀雄は、私とは岡山県の高校の同級生である。
高校生当時私は、ブリティッシュハードロックバンドをやっていたのだが、桑内は「ティン・パン・アレー」系アメリカ志向の、非常に斬新な感覚のバンドをやっていた。

現在東京存住の桑内と大阪の私は、最近デュオでの練習と飲み会をひさしぶりに復活させている。
場所は中間地点の浜松でやっているのでユニット名は「遠州堂」としている。

今回の「JAZZ BOX」では、その「ティン・パン・アレー」系サウンドを我々なりに再現してみようとの試みをメインテーマとした。
乾いたリズムと歌心溢れるメロディーは、現在改めて新鮮に感じられると思う。

同世代の方を中心に、びっくりするほど来ていただいた満員のお客さんと共に、日曜昼間の楽しい時間を過ごさせていただきました。