ジェフ・ベック道場　　　04年7月18日

ジェフ・ベックが演奏している曲のみに焦点をあててプレイする音楽教室企画。今回は昨年夏につづいて２回目の開催である。教室関係者以外に、ジェフ・ベック・フリークの飛び入りも交え、コアでハードなライブとなった。
石丸氏の一曲ごとの解説をはさんで、それぞれの感覚でジェフ・ベックを表現。爆音・轟音のイベントであった。

曲名 メンバー 演奏（の合間）の様子

・PEOPLE GET READY

 坂野(g)　石丸(g)　下原(d,vo)　仲田(b)
 仲田「では、はじめます。今日はジェフ・ベックの曲しかやりません。心して修行してください。」
石丸「カーティス・メイフィールドという、先頃亡くなった方が若い頃出したヒット曲で、ジェフ・ベックがロッド・スチュアートと録音してる曲です。ＦＬＡＳＨというアルバムにはいってます。」
・迷信 坂野(g)　石丸(g)　下原(d,vo)　仲田(b)
 		石丸「同じメンバーでもう１曲、ヴォーカルをフューチャーしておとどけします。スティービー・ワンダーのヒット曲で、７０年代のベック・ボガード＆アピスというアルバムにはいっています。」
小林「下原さんの声は声変わり前のマイケル・ジャクソンに似てていいなあ。」
・かなしみの恋人たち
 津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　竹下(d)　桜井(b)　仲田(g)

 石丸「次から４曲つづけて「BLOW BY BLOW」というアルバムの中からお送りします。
さっきの曲と同じくスティービー・ワンダーの曲で、ジェフ・ベック１番のおおげさなバラードです。」
下原「ベースを弾いてる桜井君がかっこいい！」
・SCATTER BRAIN 津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　竹下(d)　桜井(b)　 仲田(g)

 石丸「皆さん、変拍子ってのをご存知ですか？この曲は9/8→6/8→4/4→6/8と変化する頭の痛くなる曲です。日本語にすると「神経衰弱」というタイトルになります。」
津田「ぼくの身長は186cmあります。」
・わかってくれるかい
 近山(g)　津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　竹下(d)　桜井(b)
 石丸「近山君にはいってもらいます。」
彼の友達の高校生が最前列にずらり。
石丸「ジェフ・ベック知ってる人〜？」
〜〜シーン〜〜
石丸「はい、いませんね。 今日の様子は、またホームページで紹介されると思いますので。」
仲田「はい、ではパソコンの向こうの皆さん、お元気ですか〜？」
なぜかお客さんも振り向き後方に手を振る。

・FREE WAY JAM
 近山(g)　津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　副島(d)　桜井(b)　 石丸「高速道路が渋滞中という曲です。いかしたシャッフルです。」
演奏後、高校生サポーターにインタビュー。
「近山君のギターどうでしたか？」
「うまかったです。」「かっこよかった。」「ぼくもやってみたい。」
近山君のお母さんも応援。
仲田「ハードロックがお好きなんですか？」
「そうです。」
仲田「どんなのが？」
「ツェッペリン、ディープパープル、レイナード・スキナード・・・とか」
仲田「いろいろ出てきますね。よかったら楽器練習して、また参加してください。」
「遠慮しときます。」
・LED BOOTS 津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　副島(d)　　 仲田(b)
 石丸「演奏時間がバカ長いんで、めいめい勝手にトイレとか行ってくださいね。レッドブーツのレッドはＬＥＤで赤じゃありません。」
副島「LED ZEPPELINと同じ。鉛ですね。」
・GOOD BY PORK PIE HAT 坂野(g)　石丸(g)　副島(d)　 仲田(b) 石丸「ジャズのベーシスト、チャーリー・ミンガスの曲でＷＩＲＥＤにはいってます。」
・BLACK CAT MOAN 小林(g,vo)　津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　副島(d)　 仲田(b)
 小林「３連休を利用して東京から来ました。ブルースが好きなので、今日はそれができてとってもうれしい。ぼくは２回ジェフ・ベックのライブに行ってるんですよ。高校時代と２年ほど前、ジェニファーっていう女性ギタリストと一緒のとき。ジェフ・ベックって変わらないなあ。
それから彼は１曲ごとにギターを変えるんです。きっと３０本くらい持って来たんじゃないかなあ。」
下原「小林さんは面白い。」
・GOING DOWN 小林(g,vo)　津田(g)　坂野(g)　石丸(g)　副島(d)　 仲田(b)

石丸「参考にした音源は大阪の厚生年金会館で録音されたＢＢＡライブです。よく外国のバンドは大阪のライブ録音を発表してますね。」
小林「のりがいいんでしょう。」
石丸「けど面白くないライブは全然のらない。よくライブハウスなんかで「東京から来ました〜」とかのバンドでお客がしらけきっててかわいそうになることがあります。」