ＮＥＸＴ ＯＲＤＥＲ 武藤祐志(g) 清野拓巳(g) 石垣篤友(b) 松田"GORI"広士(ds) 2009年8月20日

早坂紗知(as)のグループ等でＴＥＮ−ＯＮへの出演実績のあるジャズギタリスト・清野拓巳より連絡を受けたのは本年の初め頃であった。 名古屋のプログレッシブ・ロックバンドに参加しているのだが、ＴＥＮ−ＯＮはこのバンドでのギグにあってる気がするのでライブをやりたい、との内容である。 バンドのプロフィールを見ると、「スラッシュ／デスメタル、グラインドコア・・」等々の紹介があって、え？これは一体？ ほんとにＴＥＮ−ＯＮにあってるの？ってかんじで、清野君、素晴らしいセンスを持ち込んでくれるもんだ、と感服したのであった。 国内外で発売された新譜「LIVE-REFINED」の発売記念ツアー大阪公演として企画されたこのライブ。 耳をすます程の弱音と、頭がキーンとなるほどの轟音までのダイナミックレンジを持った完成度の高い曲を、これでもかの気合で発信していく。 ウネウネ感たっぷり、超速ひずみ系の武藤祐志と、ジャズの伝統を踏まえた叙情的とも聞こえるトーンを身上とする清野拓巳。 このふたりのギタリストのミスマッチとも思えるバランスが、コアな曲を逆にポップ的にしている印象があり、複雑な変拍子が続く曲も素直に入り込める。 まさにコントロールされた変態。非常にインパクトの高いライブであった。