板橋文夫 ジャズピアノワークショップ 
サポート bass:平峰慶信 drums:中田圭祐
2001年6月30日
参加者は、クラシックピアノの練習が中心、ジャズはほとんどやったことがない、という人が多い。Ckeyのブルースを基本に講習が進んだ。コード、テーマ、アドリブと進み、ベース、ドラムスの伴奏でのブルース演奏を体験した。また、ピアニストはピアノを弾くだけじゃ駄目という前提のもと、ドラム、パーカッションなども交代で体験し、全員でのセッションとなった。

質疑応答では板橋氏の個人的な体験談も披露された。

・8歳くらいからピアノを始めた。僕はおぼっちゃん。でも家にはピアノがなく足踏みオルガンで練習した。ピアノを習ってることが恥ずかしかった。
・大学の頃、クラシックピアノはクラスで2番目にうまかった。でもジャズを始めたことが先生にば れ、泣かれてしまった。「ジャズは悪魔の音楽だ」といわれた。今ではその先生もライブハウスに来て、踊ったりしてくれてる。
・おぼっちゃんだった僕は体も指も細かった。こんなんじゃジャズは弾けないと思い、マラソンや腕立て伏せなどをやった。ピアノの練習は指から血が出るほどやった。「指だけで弾いてちゃ駄目だよ。体中で弾かなきゃ!」。 
・ジャズは誰かのためにやるのではない。お客さんのためでもない。自分のためにやるのだ。