板橋文夫　ソロ＆セッション　 ２００１年10月1９日

ﾘﾊの予定時間よりかなり早く、相変わらずのﾏｯﾄﾞｻｲｴﾝﾃｨｽﾄの容貌で板橋氏到着。ﾋﾟｱﾉの前に座った途端、ﾋﾟｱﾉの真上の蛍光灯が切れ、調律したばかりのﾋﾟｱﾉのﾍﾟﾀﾞﾙがあがりっぱなしになる、ｺｰﾋｰはこぼれる、たこやきは転がる等、不吉な超常現象が連続する。 で、 １部　板橋文夫(ﾋﾟｱﾉ、ﾊﾟｰｶｯｼｮﾝ、ﾋﾟｱﾆｶ、ﾘｺｰﾀﾞｰ)　ソロ ｱﾌﾘｶよりｲﾝｽﾋﾟﾚｰｼｮﾝを受けたと思われる曲を中心にｳﾙﾄﾗﾊﾟﾜｰのﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを展開。左手は沈み込み、鍵盤をかけめぐる。振り上げた右手のｽﾃｨｯｸでﾊﾟｰｶｯｼｮﾝを乱打する。いつしかひきこまれ、人類共通のDNAを意識させられてしまう。 ２部　セッション 　　　 板橋文夫(p)　田村和孝(g)　仲田哲也(g)　張木浩司(b)　高野正明(d)　西野欣弥(per） 普通、ﾗｲﾌﾞには流れがあり、中盤でちょっと落ち着き、最後に盛り上がるｹｰｽが多いように思う。 板橋氏のﾗｲﾌﾞは全曲盛り上がる！。 白身の筋肉を持つカレイをその瞬間的なｽﾋﾟｰﾄﾞを維持させたまま回遊魚にﾊﾟﾜｰｱｯﾌﾟさせたようなもんである。赤身のまぐろはびっくりである。 西野の腹鼓などの芸も飛び出し、TEN-ONの室温は確実に10度上昇、汗だくのｽﾃｰｼﾞとなった。