ヤヒロトモヒロ＆岡本博文「アコースティック・ラテンセッション」 　2005年3月4日

岡本博文(g)　ヤヒロトモヒロ(perc)　イスラエル・セデーニョ(b)

岡本博文率いるアコースティック・トリオ。 ＴＥＮ−ＯＮでは1997年以来、看板バンドとして何度も登場している 。 近年は「ＪＡＷＡＮＧＯ・ＴＲＩＯ」というバンド名で活動しているが、これはベースがバカボン鈴木のときの由緒正しいネーミングということで、今回は「アコースティック・ラテン・セッション」。 ベースはイスラエル・セデーニョ。プエルトリコ系アメリカ人、スペイン語を話すいかにもラテン系の陽気なおっさんである。 このメンバーでのライブは３年ぶりとのこと。 リハーサル時から、「今日は彼がベースなんで、もうバシバシ叩きたい！」と、カナリア諸島育ちのヤヒロとのラテン・コンビは絶好調。 絶妙のゴースト・ノートを絡めるリズム・コンビネーションは、他では経験できない独特のグルーヴを産み出し、 もともとフォルクローレやラテン・ファンク色を持つ岡本の曲を強烈にあおりまくる。 バカボン鈴木作の１曲以外は、すべて岡本のオリジナル曲で構成されたこの日のライブ。 いつも通りの雑談風ボケＭＣも挟み、長時間にわたったものの、アンコール１曲では飽き足らず、再度メンバーを呼び戻し、おもいっきりラテンな時間を共有、堪能したライブであった。