アルゼンチンタンゴ 小川紀美代（バンドネオン）　岡本博文（ギター）　荒玉哲朗（ベース） 2005年9月18日

本年５月２６日に行われたライブと同じメンバーによる再演である。 一般的に、あまり間をあけずに続く同一内容での公演においては、「あ、この前聴いたから・・」という反応の聴衆が多いように思う。 前回、はじめてタンゴ、あるいはバンドネオンに間近で触れ、また、このユニット独特の熱気とテンションを体感した人達は、ほとんどの方がもう１度ということでリピーターとなり、さらに、是非聴いてもらいたいという思いで知人をお連れいただく方も多く、期待で充満した満員の場内となった。 小川と荒玉は７月にアルゼンチンへのツアーがあったということで、そんな話もはさみながら進むアルゼンチンのスタンダードの数々。 今回は小川のファンキーでブルージーな曲、岡本のフォルクローレより題材を取ったダンサブルな曲と、オリジナルも混ざる。 伝統的タンゴの手法をベースとしながら、ジャズやロックの感性をも取り入れた、このユニットの先進的な演奏は、旧来のタンゴファンと共に、新しいエッセンスを求める 音楽ファンやプレイヤーにも大きく影響を与えるものと確信している。 なお、このメンバーによる次回のライブが２００６年１月２１日に決定したことを報告しておきます。