岡本博文(g)　鬼怒無月(g)　 2010年12月10日

無類のギターキッズがそのまま大人になったような、もうギター以外になんにも興味が無いというようなふたりの組み合わせ。 双方ともエレクトリックによるハードなジャズ／フュージョンから、アコースティックによるタンゴ等の繊細な奏法まで多岐にわたるサウンドを駆使しているミュージシャン同志でもあり、今回は、この日のためだけの特別な企画となる。 ふたりともナイロン弦アコギを使用。 岡本は1999年「Ｊａｗａｎｇｏ」という鬼怒も参加しているアルバムを発表しているが、ここからの曲と、鬼怒オリジナルの個性的な曲を交互に演奏する内容であった。 腕がちぎれる程のハードなカッティングと猛スピードで繰り広げられるソロプレイに加え、非常に奥深くまで洞察しあうインタープレイに、緊張感で切れてしまいそうな瞬間が続く。 この日師走の第2金曜日の夜といえば、やり残した仕事にばたつき、忘年会やらも重なり、ある意味1年で一番忙しい日ともいえる。 そんなことは関係無く、関東地方からの方等も含め、各地からギターフリークが集合する、特別な思いに満ちたライブとなった。