土濃塚隆一郎カルテット 土濃塚隆一郎（flh） 板垣光弘（p） 吉木稔（b） 宇山満隆（dr） ２００４年１１月２７日

新譜「FOR LOVERS」をひっさげ、精鋭のレコーディングメンバーを引き連れてのツアー。 ＴＥＮ−ＯＮでは、ジャズをバックボーンに持ちながらも、かなりはずれたポジションでオリジナリティーを追求するタイプのミュージシャンの公演が多い。 「土濃塚隆一郎カルテット」は、ジャズを真正面に見据え、直球勝負を挑む、まさにストレートアヘッドなバンドである。 練りに練ったアレンジを施された４ビート・スタンダード、スカッと突っ走る８ビート曲共に、突き刺さるフリュ−ゲル・ホルンとドライブしまくるリズムセクションが迫力のバトルを繰り広げる。ピンポイン トを抑えた短いソロ交換も心地よい。 これこそ新しい世代からの正しいジャズの提言であろう。最前列にすわった女子高校生組も、おもわず「かっこいいー！」。 機材搬入。ジャージーに軍手姿でてきぱきと働く姿は、引越し屋さん並みである。 ピアノとキーボードはＬ字型にセッティング。 フリューゲル・ホルン足元。「あれ？ギタリスト来るの？」「いえ、僕が使います。」 サウンドチェック＆リハーサル。この時点であちこちに電話。「今日のバンドいいよー。来るように！」 アコースティック・セット。バラードもしっとり。 エレクトリック・セット。「ＧＯ！ＧＯ！」