Niklas Winter(g) & Jukka Eskola(tp) fromフィンランド meets 新澤健一郎(p)Trio ニクラス・ウインター(g) ユッカ・エスコラ(tp) 新澤健一郎(p) 鳥越啓介(b) 大槻"KALTA"英宣(ds) 2008年11月29日

北欧・フィンランドのギタリスト、ニクラス・ウィンターのアルバム「Beautopia」の発売記念ツアー・大阪公演である。 ＣＤを聴いたかぎりでは、二クラスは４ビートリズム上での１６分音符フレーズを基調とする、クールでオーソドックスなジャズギタリストであるという印象を持っていた。 そのニクラス、Ｉｂａｎｅｚを抱えたジョン・スコ似のちょっとひょうきんなおじさんであった。（まだ３０代ということらしいけど） 「beautopia」を中心に、各自のメンバーのオリジナルで構成された内容は良い意味で事前の予想を覆してくれた。 ＴＥＮ−ＯＮではストレート･アヘッドなジャズのライブは珍しいのだが、これぞジャズ！といったかんじの曲が並ぶ。 中でも、北欧クラブ・ジャズ・シーンの旗手というふれこみのユッカ・エスコラのトランペットが、この上もなく刺激的で素晴らしい。しかも、ウエンツ似のイケメン。 音楽教室メンバーの女性が「私のストライクゾーンど真ん中！」と目をうるうるさせていた。 ツアー・リーダーをつとめる新澤健一郎のピアノとＴＥＮ−ＯＮ初登場・大槻"KALTA"英宣のドラムが、あおりまくる。 バンド一体となった演奏は、もはや北欧ジャズも何も関係無い、あまりにも熱いものであった。 東京や名古屋から駆けつけた方もいたようで、この手の音楽が好きでたまらない聴衆が集まったこの日のライブ。 聞けば、ミュージシャン個人ごとに熱烈なファンがいるそうである。 終演後の盛り上がりも凄く、バンドも何度ものアンコールに応じた。