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Quieres
Mate （キエレス・マテ）
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この音楽業界不況の中、ライブをやるたびにリピーターを呼び込み、さらに新規顧客を獲得していく「天使のサイクル」のさ中にあるユニットである。
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Quieres Mate （キエレス・マテ）
赤木りえ（ｆｌ） 岡本博文(g) 宮野弘紀(g)
2009年10月15日この音楽業界不況の中、ライブをやるたびにリピーターを呼び込み、さらに新規顧客を獲得していく「天使のサイクル」のさ中にあるユニットである。
特に赤木りえのこの地域での人気は素晴らしく、コアな音楽ファンに加え、「赤木さんが来るんなら行かなあかんわ〜」という、普段は音楽とは縁の無いご近所さんたちも多くつめかける場内である。
いつにもまして、カーンとつき抜ける音色で胸をドキドキさせる赤木、硬軟あわせたフレーズで攻めまくる岡本、飄々としたＭＣと目を天にさせるギタープレイのギャップが面白い宮野、この３人のアンサンブルで、お客さん全員これ以上無いというハッピーな顔で終演を迎えたライブであった。
基本的に、アルゼンチンやカリブ寄りのラテン曲を揃えた構成ではあるが、ラヴェル等近代フランス曲が好きという宮野のオリジナル曲は特殊である。
こうした難解な曲を、身を乗り出して聴かせる演奏能力とセンスは、格別に素晴らしいと感じた。
アコギ界の人間国宝・宮野弘紀愛用のスペイン製特注ナイロン弦ギター。
純粋アコギでありながら、カッタウェイボディである。
昨年見た時に比べ、さらに手を加えられている。
１弦の下のフレットの間がかなり削られているし、下部ネックヒールにも削りがはいっている。
宮野氏が自分で改良しているそうだ。
このギターから、あのなんだかわからない特殊超絶技巧が生まれるのだ。